失敗例から学ぶ編!収納にウォークインクローゼットが必要か?

快適な住まい
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みなさん、こんにちわ!

お家の中でどこに服などを収納するか?といえば、
・ワードローブ
・タンス
・クローゼット
などが浮かぶと思います。

今回はマイホームを検討する際に皆さん気になるであろう
『ウォークインクローゼット』について触れていきたいと思います。

我が家はマイホームを建てる際、ウォークインクローゼットを取り入れるんだ!
と取り入れることが目的となってしまいました。
案の定、住んでみたときに
『あれ!?こんなはずでは…』
となってしまいました。

皆さんには、我が家のような失敗となってもらいたくないです。
よって、我が家の失敗例をいくつか紹介していきますので、それを参考にしてもらい、
取り入れる際に気を付けた方が良い!と逆算して参考にしてもらえればと思っています。

1)ウォークインクローゼットとは何か!?

まずは、クローゼットという意味ですが、
衣類などの保管に使用されるドア付きの閉鎖的な空間のことを意味します。

こんな感じですね↓

お家の間取りの広さにもよりますが、手前への開き戸の場合や引き戸の場合など色々ありますね。
どちらのドアにせよ、基本的には衣類などをしまうスペースだけで、そのスペースへ人が入れるようにはなっていません。

今回紹介したいウォークインクローゼットとは、前述のクローゼットのスペースの中に人が入っていけるような仕様になっているのが特徴です。

こんな感じですね↓

だいたいが人が一人分入っていけるようなスペースが確保されているのが特徴です。
通常のクローゼットが『部屋の一部に付いている衣類などをしまう機能』
であることに対し、
ウォークインクローゼットは『衣類などをしまう一つの空間もしくは部屋の機能』
といった感じですね。

人が入れるようなスペースを確保するため、そこには衣類や物を収納することが基本的にはできませんので、その部分だけ収納力を持たせることができません。
入れるスペースを広くとればとるほど、そのスペースは収納力という点からみると、ムダなスペースとなります。

お家全体の間取りの広さをみたときに、余裕のある広さを確保できないのにウォークインクローゼットを取り入れると、その分ムダなスペースを使ってしまうということになりかねません。

2)我が家の失敗例

①間取りの広さの問題

我が家の延床面積は約30坪。
一般的なお家では35~40坪が多いと言われているなかで少し小さめかなと思います。

1階が18坪で2回が12坪程度。
問題のウォークインクローゼットは2階の主寝室に隣接させてます。

夫婦2人分で使うようにしたので、普通の使い方では問題ない一般的な広さといえます。
ただし、クローゼットに対して機能を負荷させすぎたために広さとして不適となったようです。
これについては②の項目で説明します。

②クローゼットに機能や目的を持たせすぎた?

一般的にはクローゼットには衣類やカバン、帽子などの身に着けるものを収納します。
我が家はここに布団を収納できるようにしてもらいました。

引っ越す前から布団で寝る生活に慣れていたため、新居でも布団を取り入れました。

起きているときは布団を片付ける必要があります。
また、季節限定の寝具を片付ける場所も必要でした。
そこで、寝室に隣接する場所にクローゼットをつくるならば、布団の収納場所としても使おう!
となったわけです。

住んでいた場所から自分たちの衣類を持ってきて愕然としました。

収納し切れないではないか!?

新居ができる前までのイメージでは、私と妻とで半々のスペースで使おうと思っていました。
しかも場所ですみ分けをしようと思っていたのですが、布団を置くスペースを設定したため、衣類のスペースがその分削減され、衣類を収納するスペースの形的にもいびつなものとなっていたので、どう収納させるか苦労しました。

③デッドスペースをイメージできていなかった

我が家のクローゼットの形は、コの字タイプです。
クローゼットのスペースに対して中央に出入口があり、横長の長方形です。

形的には一般的なものなんですが、前述した布団収納スペースのために補強材が入り、ハンガーの一部にデッドスペースができています。

下記図をご覧ください。
クローゼットのコの字形状の3分の2をハンガーパイプが占めています。
ただ、クローゼットに入って左側のパイプは奥に向かって伸びているのですが、途中で壁で遮られています。
そして、クローゼットに入って正面にあるパイプは左右に伸びているのですが、左側に向かって伸びているパイプは壁の奥に向かって伸びています。
クローゼットの左奥のところが服などを吊り下げるのに難しく、若干デッドスペース化しています。

実際の我が家のクローゼットはこちら↓

↑上記のように実際の写真を見てもらうと理解いただけるかと思います。
コーナーの部分が服をかけるのに適していないのが分かるかと。

このようなパイプの形になったのは色々理由があると思います。
1つめ、ハウスメーカー側がコーナーの使い勝手をイメージしてくれていなかったこと
2つめ、施主側がどのように使いたいかをハウスメーカー側に伝えきれていなかったこと

3)ウォークインクローゼットを取り入れるか否か?

①取り入れない方がよい場合

1.こんな場合

・人が一人分入れるスペースを取ると、通常のクローゼット以下の収納量になる場合
 ※奥行として最低50センチくらい必要と言われています
 →この奥行分を確保できなくなる場合は、収納量が減るのでもったいないかと。
・色々機能を持たせすぎない
 ※我が家のように衣類だけでなく、布団まで収納となると...
 →衣類の収納スペースが少なくなってしまいます
・お家として、他の部屋などの面積を削ってしまう
 →寝室を狭くする、トイレを一つ削る、他の収納を削る 等々

2.通常のクローゼットタイプを取り入れる

人が入れるスペースを削減することで、無駄なく使うことができます。
また、お家全体の面積としてとらえ、収納スペースが如何に多くあるか?
として考えた場合、単純に移動するだけのスペースはムダとも言えます。

②取り入れてもよい場合

1.こんな場合

・お家として面積にゆとりがある
 →取り入れることで、他の面積を必要以上に削ったりすることが無い
・活用方法をちゃんとイメージできている
 →レイアウトや、住んだ時の活用イメージがある程度わいている
・クローゼットのなかで着替えを簡潔させたい

2.デッドスペースが発生しないように考慮すること

人が入れる分、そのスペースを回避して周囲が収納場所となります。
ウォークインの場合は、収納場所はコの字もしくはL字となることが一般的です。
すると、必ず角スペースができますが、そこをうまく活用できるようなレイアウトになっていない場合、デッドスペースとなる懸念が発生します。

それを考慮して活用方法がイメージできることが必要です。

まとめ)

我が家は単純にいうと、普通のクローゼットでOKだった気がしました(笑)
そして別枠で布団等を収納するスペースを考慮した方が良かった気がします。

お家作りする際に、リビングの広さや別記事で紹介している土間やトイレなどについては事細かくハウスメーカー側と打ち合わせしたのですが、今になって振り返ってみると、ウォークインクローゼットについてはそこまで打ち合わせしておらず、ハウスメーカー側にお任せだったなと後悔しています。

我が家は新居を構える!
ということに心が浮かれ、
新しいお家ではウォークインクローゼットが必要!
と思っていました。
しかし、それは目的がウォークインクローゼットを取り入れることになっており、
必要の是非についてほとんど考えていない状態だったと思います。

お家を買うということは一般的に『一生の買い物』と例えられます。
また、『家は3回建てないと理想の家にならない』
という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
私の両親も『買って住んでみたときに、この部分で後悔した』ということを言っていました。
我が家も同じように『ここをこうしておけば良かった』と言葉が出るということは、
やはり『家は3回建てないと理想の家にならない』という言葉は本当なんだなと思わされます。

我が家のように漠然とウォークインクローゼットを取り入れるのではなく、
『このように使いたい!』『レイアウトはこうだ!』と住んだときのことを考慮して
ハウスメーカー側と打ち合わせされることを強くおすすめします!

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