実録レビュー!短期間の中国出張時に気を付けて良かった事【現地編】

サラリーマンとして
この記事は約8分で読めます。

みなさん、こんにちわ!
今回は短期間の中国出張で現地で気を付けて良かったことを実体験をもとにご紹介します。

前回の記事『実録レビュー!短期間の中国出張時に気を付けて良かった事【準備編】
では、訪中前に準備しておいた方が良いことや注意点を紹介してきました。
余程の田舎や山奥へ出張に行くことが無いかぎり、衣食住においてそこまで苦労することは無いと思います。
しかし、国の体制として共産主義を掲げている以上、日本では考えられないことが現地で色々と起こりえます。
ネット等で事前に中国のことについて調べられるとはいえ、概要的な情報だけだと現地に行ったときに面食らう可能性もあります。

そこで今回の記事では私の実体験をもとにして、より具体的にどんな感じだったのか?どういったところに注意したほうが良いのか?などを紹介し、みなさんの参考になればと願っております。

1)食事や飲み物などにおける注意すべき点、知っておくべき点

①【要注意!】水には気を付けて!

おなかの調子を崩しやすい人は特に気を付けてください!
水道水は絶対に飲まない!
歯磨きで口をすすぐときも水道水は口にしない!

初めて中国を訪れる人は、これくらい徹底した方が良いです。

なぜかというと、中国の水道事情が関係してきているからです。
日本のように高度な水道水管理ができていません。

人によっては身体や髪の毛を洗うときのシャワーの湯でおなかを壊すという人もいるくらいです。

私は初めて中国へ出張するときには、かなり気を使いました。
飲み水は必ずお店で購入したミネラルウォーター。
歯磨きのときもミネラルウォーター。
日本から持参したフリーズドライやカップ麵などを部屋で作るときもミネラルウォーター。
↑そのお湯を沸かすためのポットを洗うときもミネラルウォーター。
という徹底ぶりです 笑

日本から水を必ず持ち込む必要があるか?
の質問には、『別に持ち込む必要は無い』
と個人的には答えます。
ただ、現地でミネラルウォーターを買うときは、ご自身のなかで使い分けルールを決めたら良いと思います。

例えば、私の場合、
ヨーロッパ系の水:evian、Perrierなど
→ 飲料水として主に使う。値段は中国メーカーの数倍高いが、安全を重視するならコレ!
中国メーカーの水:百岁山(Ganten)、冰露(Ice Dew)など
→ カップ麺等のお湯や、歯磨き時のすすぎ用に利用

②【要注意!】生ものも気を付けて!

お水事情と同じくらい注意すべき点です!
中華料理には生食はほぼ無いのですが、中国現地には各国の料理屋があり、日本料理屋も例外にもれず存在します。

日本人が中国で出店している場合があれば、日本人以外(例えば現地の人)が日本料理屋を出店している場合もあります。

現地で日本人以外が出店している場合の生ものは特に注意です!
日本のように取り扱いが十分でない場合があり、それを食べたことでお腹を壊すというパターンはよく見られます。

私は10回以上訪中しているなかで、実は何度か日本料理屋で刺身やお寿司を食べているのですが、幸いなことに今のところはお腹を壊したことは一度もありません。
いずれも取引先の重役さんが連れて行ってくれているのですが、いずれも日本人が出店していたり、高級店だったりして、管理が徹底されているからだと思います。

日本を離れて、日本料理を食べたい!ということはあるでしょう。
でも、極力生ものは避けた方が無難です。

③【要注意!】お酒の席には気を付けて!(アルコール弱者必見!)

現地の宴席では乾杯の文化があるのですが、白酒(パイチュウ)という中国のアルコール度数の高いお酒が使われることが多いそうです。度数はなんと40度程度!!

私は日本にいる間もほぼお酒を飲むことはありません。
というか、飲めないのです。アルコールにかなり弱い体質なので 笑

そんな私にとって、白酒は怪物クラスです!

時代は変わり、お酒を飲めない!という事情を宴席の場とかで理解してもらえることが増えてはいます。
しかし、ビジネスで宴席だと、人によっては無理してアルコールを口にされる人もいらっしゃるでしょう。

あえて言います!
アルコールに弱い人は絶対に白酒を口にしないように!

④【要注意!】飲み物に入っている氷にも注意!?

水道水の危険性について前述しておりますが、飲食店などで飲み物に入っている氷も口にしないように気を付けてください!

その氷が水道水で作られている場合は、言わずもがなです。

⑤【意外!】ウーロン茶は暖かい飲み物!?

意外なんですが、中国ではウーロン茶は基本的には温かい飲み物です。
日本ではウーロン茶は冷たい状態で飲むことも多いですが、中国では基本的には温かい状態で飲むことが多いそうです。

お酒を飲めない人は、宴席の場でウーロン茶を頼むことがあると思いますが、日本の宴席の場でイメージしているようなウーロン茶を期待するとびっくりします。

⑥料理は結構脂っこいです

現地の取引先の中国人の方いわく、豚肉をよく食べる文化だそうです。

日本でイメージできる中華料理といえば、炒飯や麻婆豆腐、青椒肉絲、回鍋肉、油淋鶏など美味しい料理が並びます。

個人的な感想ですが、日本で食べる中華料理よりも油分が強いです。
料理によっては油でギトギトだったりします 笑

初めて中国出張の人で、飲み水に気を付け、生ものは食べていない、お酒も飲んでない、なのになぜお腹を壊す!?という人は意外と料理の油分でやられている場合があります。

⑦招待された食事の席では、残すのが礼儀!?

聞いたことがある人もいるでしょう。
これ、本当だそうです 笑

ネットで調べたとか、日本にいて人づてに聞いたのではありません。

中国現地に出張に行ったときに、取引先にいらっしゃる中国人に直接聞きました。
その人は日本語が話せるので、『食べ物を残すマナー』について聞いてみました。

本当なんだそうです 笑

ただ、最近2021年になってから反食品浪費法なる法律が可決されたことで、このマナーも変わっていく可能性があるようです。

私が出張に行っていた2019年頃までは冒頭のようにお皿のうえに大量に食べ物が残った状態でも、レストランを後にするということが多かったです。初めて訪中したときには、不安でしたが、何度か出張で行っているうちに慣れてしまいました。

ただ、食べ物を大量に残すというのは、そもそももったいない行為なので、個人的には好きになれないですね。

2)宿泊場所において注意した方が良い点、知っておくべき点

①英語が通じないホテルがある!?

基本的にはだれか英語が通じる人がいるもんですが、私が泊まったホテルは安価なホテルだからか分かりませんが、英語が通じないときがありました。
同行してもらっていた通訳さんが流暢な英語で話しかけたのがまずかったのか笑?
ホテルの受付の人はキョトンとしていて、通じていませんでした笑

文章を変えても通じそうになかったので、最終的には片言の英語の単語で伝えるとようやく伝わったという始末です。

値段が高めのホテルに宿泊するなら英語はほぼ通じると思いますが、安めのホテルを利用するならば、宿泊時に使うであろう中国語を多少なりとも勉強しておくか、スマホアプリとか翻訳機器で中国語でやりとりできるような端末を用意していった方が良いかもしれません。

②クレジットカードを用意しておいた方がベター

念のためクレジットカードを持参した方が良いです。

キャッシュレス決済社会になっているとはいえ、現金はまだ使えるのですが、ホテルではクレジットカードでの支払いの方がスムーズです。

また、中国のキャッシュレス決済社会というのは、『Alipay(支付宝)』『wechat pay(微信支付)』が主流です。
これらは中国内で銀行口座開設をすることが難しい我々日本人は原則使えない決済手段なので、短期出張である我々の支払い手段は現金化クレジットカードになると思います。

③だいたいのホテルがレセプションで水をもらえる

だいたいのホテルにおいて、宿泊するとミネラルウォーターを無料で配布してもらえます。
私の場合は次の2パターンありました。

・部屋に入ると、無料のミネラルウォーターが並べてある。
・ホテルの受付にお願いすると、無料のミネラルウォーターをもらえる

私がよく利用していたホテルは後者のほうでした。
受付に伝えると、500mlくらいのペットボトルを1~2本もらえるというもの。
この場合は受付にお願いしないともらないので気を付けましょう。

④意外と電子機器は英語表記が無い!?

ホテルの部屋にはエアコン、テレビなどの電子機器類や各種リモコンやスイッチなどがありますが、中国語でしか表記されていない場合があります。

クーラー→冷风
暖房→加热
などです。

日本人なので、漢字を見れば分かる!
と豪語されるあなた!
中国本土でよく使われている簡体字では、日本でなじみの無い簡略された漢字を使われているので、何が書いてあるのかわからないことが多いです。

⑤部屋に備え付けのミネラルウォーターは無料用と有料用と注意すること!

ホテルに宿泊するとミネラルウォーターを無料でもらえるということを紹介しましたが、一つ注意してほしいことがあります。

それは、部屋に無料のミネラルウォーターが置いてある場合です。

無料で提供されるものと、有料のものがそばに置いてあることがあります。
間違って有料のほうを利用すると請求されてしまうので、気を付けましょう。

私の同僚は、有料という単語に気づかずに利用してしまったので、後で請求されてあせっていました。

3)ネット環境において

①日本で使っている検索サイトにはつながりにくと覚悟しておきましょう

日本だとGoogleやYahoo!を使って何か調べ物をするのではないでしょうか?

残念ながら、中国本土でGoogleは一切使えません。
また、Yahoo!もトップページのニュースなどを見たりはできますが、検索窓を使っての検索は非常につながりにくい状態です。

中国現地の人たちは百度(Baidu)という検索エンジンを使っているようです。
これは中国特有のもので、中国の人たちはGoogleのかわりに使っているようです。

②ネット検索時に『NGワード』を検索しないように!

有名なところでいうと、『天安門事件』ですね。
あとは、習近平国家主席に関する悪口とかでしょうか。

この辺を中国現地で検索サイトを使って検索していると国の検閲にひっかかるようです。
面白半分でやらないことをおすすめします。

まとめ

色々紹介してきましたが、これだけ覚えておいてください。

口にする水と、ネットで検索するときのNGワードに気を付ける!です。

前回の記事および今回の記事は短期出張で中国に行くことを想定していることなので、短期間の間はおとなしく過ごして無事に日本に帰ることを前提に出張に行かれることをおすすめします。

タイトルとURLをコピーしました