【実体験レビュー】家のトイレに男性用をつけるか迷っている方は必見!

快適な住まい
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みなさん、こんにちわ!
マイホームを取得する動きをされている方、
マイホームを欲しいなぁと何となくでも考えている方
へお伝えしたいことがあります。

マイホームを購入することって、
一生の中でも一番と言ってよいほど大きな金額が動く買い物ですよね?

私は昨年コロナ禍である2020年に一戸建て(注文住宅タイプ)を取得して引っ越したのですが、その際に良かった点やこうしておけば良かったと後悔した点がいろいろありました。
その中でも、今回は人間誰しも1日に1回以上は使うであろう『トイレ』についてクローズアップしてみたいと思います。

今回の記事を見ていただくと、トイレって大事だよね?とか、こういう案を取り入れたら良いのか~と参考にしていただけると思います。
100%完璧な状態でマイホームを完成させるってのは非常に難しいし、どちらかというと不可能に近いのかもしれませんが、少しでもご自身で満足いく形にしたいと思いますので、マイホームを直近で取得した私の経験談を参考にしていただければ幸いです。

では、見ていきましょう~!

1)マイホームにおけるトイレについて

①今回クローズアップしたい点

マイホーム検討に必ず取り入れるところとして『トイレ』が挙げられますが、
そこに『男性用トイレをつけるか?』にクローズアップしていきます。

戸建てでマイホームを考える場合、だいたい2階建てというのがオーソドックスかと思います。
トイレについて悩むパターンとしては以下の例が挙げられるかと思います。

・1階だけでなく2階にもトイレを付けるか?
・トイレの便器のタンクをレスにするかアリにするか?

しかし、私は妻とマイホームプランの際に迷ったのは、プラスアルファとして以下の例がありました。

・収納はどうするか?
・手洗い場をつけるかどうか?
・男性用トイレをつけるかどうか?

家にいる以上は、必ずと言ってよいほどトイレって使いますよね?
リビングをどうしようか?とか、玄関横のシューズクロークをどうしようか?
と悩む方は大勢いらっしゃると思いますが、男性用トイレについても検討に入れてみませんか?

②私の家のトイレ事情

2階建ての1戸建てで、1階と2階にそれぞれ1つずつトイレを付けました。
水回りはすべてリクシルで揃えているので、トイレももちろんリクシルです。
家族構成は、私と妻と2人の息子の合計4人なので男が75%占める割合となっています。
2階のトイレはマイホームの間取りのなかでよく見かけるような、トイレの部屋の中にメインとなる便器が1つという構成です。
今回クローズアップしたいのは1階なんですが、トイレの部屋の中にメインとなる便器が1つと、男用の小便器が1つというおそらくユニークな構成となっています。

↓メーカーの希望小売価格を表示しています
1階の小便器)
名称: LIXIL トラップ付大型壁掛ストール小便器(壁排水)
型式: U-406RU
備考: フラッシュバルブ、フランジ、バックハンガーのセット
価格: 75,800円(税込 メーカー希望)

1階のメイン便器
名称: LIXIL ベーシアシャワートイレ(アメージュZAと同等)
型式: YBC-ZA20S/BW1
備考: 便器+機能部のセット
価格: 212,100円(税込 メーカー希望)

一般的なトイレはたぶん左側のタイプではないかと思います。
我が家のトイレは右側です。
入ってすぐ左側に男用のトイレを設置しています。
スペースに余力があれば、男用トイレを別部屋にしたいところですが、そこまで余裕が無いので同じ部屋にスペースをとって設置することにしました。
図でいうと、男便器がある側の壁方向には玄関横のシューズクロークがあるスペースなのですが、そこの一部に出っ張らせることによって、男用トイレスペースを確保したというわけです。

うちの息子たちは上が小学生低学年で下が幼稚園児なので体が小さいため、たとえばメイントイレを妻が使っているときに、子供が男便器を使うという事が何度かあります。
※小の方であれば、マックス同時に3人が用を足せるというわけです

2)付けて良かったところ

良かった点としては下記が挙げられます。
・メインのトイレ(便器)を男性に汚されない
・水道代のランニングコストを減らせる
・掃除が楽
・男がトイレしやすい(自然な体勢で用を足せる)

①メインのトイレを男性に汚されない

ココ一番アピールしたいところです!必見です!

男が小をしたときの飛び散り汚れを回避できます!
メインのトイレの掃除がしやすくなります!

飛び散り汚れが起きる可能性が低いので、汚れが拡散しにくいです。
トイレをきれいに保てるという点で、精神衛生上すごく良いのではないでしょうか?

どうしても体の構造上、女性よりも男はおしっこのときに汚しやすいです。
メイントイレに対して、立位の場合も座ってやった場合もです。
私の失敗談ですが、、、
『座っておしっこをした ≒ 飛び散らない』
です。
おしっこする部位を下方向へちゃんと向けないと、、、
便器のフチとか下手したら便器から外へ飛び散ることもあり得ます。

飛び散っているかもしれない便座に心地よく座れますか??
男がおしっこのときにメインのトイレを使っていない!
という事が分かっているだけでも精神的にも落ち着きますよ!

私は男ですけど、、、
この記事を書いていると、自分たち男性を陥れているように感じます(笑)
でも、男にとってはどうしても体の構造上難しいんです...。
『立っておしっこ』
 →『便器の排水部分から体が遠くなる』
 →→『排水部分からの目の位置も遠くなる』
 →→→『排水部分へのおしっこが難しい』

となるわけです。
弓道の的とかと一緒です。
遠ければ遠いほど目掛ける部位を狙うことが難しくなるわけですから。

また、お家に遊びに来られるお客さんに対しても
『トイレをきれいに扱っていますよ!心地よいですよ!』
とアピールができると私は個人的に思っています。

出先のお店とか飲食店とかに入ったときにトイレを使おうと部屋に入ったとき、
トイレがきれいだったら気持ちよく感じますよね?
一昔前、都心部のデパートのトイレがすごくきれいで高級な感じでした。
心地よくて長時間滞在したいなぁと思ったことを覚えているくらいです。

男は基本的には小をするときは立って用を足します。
なので、メインの便器やトイレ内に飛び散りやすいです。

用をたすときに、フタをあけて便座を上げてからしたとしても、水が溜まっている部分以外に小便が当たると、そこを起点に飛び散りやすいです。
便器内からそれてしまう可能性だってあります。
家庭内ルールとして『小をするときは男も座ってやりなさい』という決め事にして徹底できるならば話は別ですが、我が家のように小さい子がいる場合は、ルールを破って立ったままで小をしてしまうことがあります。
また、男性のお客さんが来た場合とき、
『我が家では座って行なってください!』
とルールを強いれないでしょう?

②水道代のランニングコストを減らせる

小便器の方が約半分程度の水量ですみます。
年間で試算すると、、、6300円程度水道代が安くすむ計算です。
我が家では、約12年で元が取れる計算です。(ちょっと年月かかりすぎ!?)

びっくりするような差ではないにしろ、節約できるのはありがたいことです。
また、エコでもありますよね!

メイン便器の場合: 20,805リットル(20.81m3)
男用の便器の場合:  8,213リットル(8.213m3)
※1日に5回/人 × 3人 × 365日
※小便器の水量が1.5リットル/回
※メイン便器が3.8リットル/回
※totoとリクシルで確認

③男がトイレしやすい(自然な体勢で用を足せる)

立っておしっこを足した方が、残尿感が少ないと感じています。
それと、、、
『座っておしっこする=意外と男にとって難しい』
と感じる人も一定数存在することを認識してほしいです。
※個人的な感想

ネットでの統計ですが、、、
『男がおしっこするのに、座位と立位でどちらに優位性があるか?』
を検証したものがありました。
答えは、『健康的な男性は特に差は見られない』
という情報で挙げられておりました。
本当にたくさんの男性陣に統計取ったのか?と、私は疑いの目で見ていますが...。
ただ、中には東京で開業されているお医者さん(五本木クリニックの桑満おさむ院長)のように私の考えに近い方が医療のプロの方にいらっしゃることが分かり、内心ホットしています。
その方によると、『立って用を足した方が良い』と警鐘を鳴らしているようです。

男性ホルモンが多いと、前立腺肥大・前立腺炎になりやすく、おしっこを溜められず、頻尿になる恐れがある。溜まっていない状態で(尿を)出すので勢いがなく尿道に残りやすい。その結果、排尿後滴下(尿漏れ)につながる可能性があります。
座りションをする男性も増えてきているようですが、人間は解剖学的に座っておしっこするようにはできていません。座りションは尿道の中に尿が残りやすくなります

citrusにて扱っている記事から抜粋

3)デメリットなところ、やっておけば良かったところ

デメリットな点は以下です。
・男用便器からのにおい
・付け足す分のスペースが必要
・便器分の初期投資費用がかかる

後述しますが、後悔した点も列挙します。
・男用便器の位置取り
・男用便器の周辺の壁や床の材質

①デメリット『男用便器からのにおい』

掃除をおこたると臭いがトイレ室内にただよいます。
メイン便器と違いフタが基本的にはありません。
よって、便器に付いたアンモニア臭が広がってしまうのです。

また、汚れてくると、見た目的にも『汚い!』と思ってしまいます。

用をたすときに飛び散らないように気を付けて使えば、ある程度飛散による汚れを防ぐことはできますが、それでもゼロにはできませんので、時々お手入れが必須となります。

我が家では、二段階に分けて掃除をしています。

『1段階目:臭いがしてきたなぁと思った場合』
中性洗剤を吹きかけて、トイレの水を流しておわり。これだけです!
→我が家では、東邦の『ウタマロクリーナー』を使っています。
ウタマロ石鹸を見たことあると思いますが、あれをワンプッシュでスプレーのように吹きかけることができる製品です。
ノズル部分を指で押すだけでスプレーできるので簡単です!
排水溝あたりやおしっこがよく当たる部分にスプレーし、特に時間を置かずに水を流すということをやってます。
これだけである程度の臭いが改善できます!
※妻がにおいに敏感な人なんですが、スプレー後はさわやかなにおいになったねと言います

【本体+詰め替え2袋です】
今回紹介したトイレ以外にもいろいろなところで使えるので重宝しますよ!
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【平日13時まで当日発送!】ウタマロクリーナー400ml+つめ替え350ml×2個セット

『2段階目:臭いがきつくなったな or 汚れが目立ってきたとき』
トイレ用洗浄剤(酸性)を使って汚れ落とし
→我が家では、金鳥で有名な『サンポール』を使っています。
原液を便器の汚れ部位にかけて、数分待ったあとにブラシ等でこすり洗いしています。


金鳥 キンチョウ サンポールK (800mL) トイレ用洗剤 ツルハドラッグ

②デメリット『付け足す分のスペースが必要』

男用便器のスペース分を確保するために、どうしても追加スペースが必要です。
メインのトイレ部分は、およそ畳1枚分程度の面積(1800mm x 900mm)です。

付け足しスペースは、550mm x 450mm程度の面積分を確保しています。

我が家の場合は、隣に位置する『シューズクローク』部分からそれだけの面積分を削って男用便器のスペースに宛がうことにしました。
本当はシューズクローク部分を削ることはしたくなかったのですが、優先順位を考えたときに男用便器のスペースを確保する方が高かったので、削って宛がうことにしました。

土地の面積から建蔽率等を考えると、家の床面積を増やせば削るという行為を回避できるのですが、資金的にオーバーしてしまうので削るという選択肢しかありませんでした。

③デメリット『便器分の初期投資費用がかかる』

メイン便器のおよそ3分の1の価格です。これが初期投資費用として必要になります。
また、建築工事費用にも上乗せされます。

前述している『男用便器による水道代節約効果』が6300円/年間としておりますが、単純に便器代の元を取るには12年程度かかる計算となり、投資費用については早期での元が取れる算段は付きません。

④後悔した点『男用便器の位置取り』

メイン便器に座ると、男用便器がほぼ丸見えです。
男用便器をほぼ見たことが無いでしょうから、『見える』という事が不快に思われる方もいらっしゃるでしょう。

我が家の場合、幸いなことに私の実家でトイレに男用便器があるという経験をしていたため、トイレに入って男用便器が見えるということに抵抗感が無かったことが功を奏しています。

しかし、大部分の方はお家に男用便器があるという経験をされていない方が多いと思いますので、『見える』ということを受け入れられるかが焦点となります。

⑤後悔した点『男用便器の周辺の壁や床の材質』

子供2人のうち、下の子がまだ幼稚園児ということもあってか、よく散らします。
周辺の壁や床におしっこの一部が飛散することが時々あります。

壁は漆喰、床はヒノキの無垢材なのですが、そこに散らされると正直気分を害します(笑)

幸いなのは、漆喰に消臭能力があるので、わずかな飛散であれば臭いが壁に付かないということです。
ヒノキの床材も早めに拭けば、そこからヒノキ特有のよい香りがしてくるので臭いという点で助かってます。

4)導入したうえで、後悔したポイント(解決策付き!)

①男用便器の位置取り

我が家が考えた対策案は下記のとおり2パターンあります。

その1『男用トイレとメイントイレを別々の部屋としてレイアウトする』
絶対に丸見えということを解消できます。

男用トイレの臭いも分断できます。
メイントイレを誰かが使っていても、男用トイレを他人が使うことができます。
デメリットは、別の部屋にするための建築費用と、水回りが2倍かかるということです。

男用トイレの空間ですが、新幹線にある男子トイレをイメージしてもらえれば良いかと思います。

その2『部屋としては同じだが、隣同士に位置取りし、便器間に仕切りを付ける』
便器に座っている間は男便器が見えません。
手洗いは1つで済みます。

メイントイレを誰かが使っていると、男用トイレを他人が使えません。
トイレに入った瞬間に男便器が丸見えです。

予算が厳しかったので、我が家のトイレは『男便器が丸見え』の状態なのですが、予算がもっとあるならば、対策案その2を導入したいね!と妻と話しておりました。
理由としては、空間1つに2つの便器があれば、1つの部屋として掃除をいっぺんにできるし、位置取りと仕切りのおかげで丸見えということを解消できるからです。

もし再度お家を建てる!ということがあるならば、この辺を取り入れたいなぁと思っています。

②『男用便器の周辺の壁や床の材質』

男用トイレ付近では、壁も床もタイルにすればよかったと後悔しています。
もしくはつるっとしたパネルタイプです。

我が家は台所のコンロ付近は壁などをパネル材質にしているのですが、これをトイレも同様にするという考えに至っておりませんでした。

実際に住んでみての感想は、、、
・コンロ付近の壁(パネル)
→汚れがついてもサッと拭き掃除でおわるのでラク!
→少し時間が経ってから拭いてもとれる!
→後から拭けるという気分でいられるのでラク!

・男用トイレ周囲の壁(漆喰)
→飛散したらシミっぽくなる(そのあとどうなるかは見てない)
→シミになりそうで怖いのですぐに拭かないといけない恐怖心

まとめ

各ご家庭のご事情によると思いますが、今回ご紹介してきた『男用トイレ』を導入するかについては、、、
【1】家庭の男女構成率により、過半数が男が多い
【2】メイントイレが飛び散り汚れされるのがイヤだ!
【3】座っておしっこするというルールを男性陣に拒否される
【4】座っておしっこしても、飛び散らす可能性が高い

このうち、、、

【3】および【4】に該当する場合、強く男用トイレの導入をオススメします!

【1】および【2】だけに該当する場合は、男用トイレの検討をされてはいかがでしょうか?

とくに【3】の『座っておしっこを断固拒否!』の場合は、飛び散り汚れは不可避ですし、汚れが絶対イヤ!となれば、便器を別にするしか方法はありませんので。

私が利用しているのはリクシルです。
日本のトイレメーカーのシェアでは、、、
TOTO
LIXIL(リクシル)
Panasonic(パナソニック)
あたりが有名ではないでしょうか?
それ以外では、、、
ジャニス工業
タカラスタンダード

各社の公式サイトをみると、『タンクレスのメイントイレ』を推しで紹介されており、男用トイレ(小便器)は蚊帳の外です。
サイトによっては見つけにくい場所にあったりするくらいです。
でもいずれのメーカーも小便器をラインナップに持っていらっしゃるので、お好みのメーカーがあるならば、お家を建てる時にハウスメーカーや工務店の担当にお願いすればよいと思います。

お家にいて、必ずといっていいほど使う場所であるトイレ。
重要なところとして、各ご家庭でクローズアップしてみていただけると幸いです!

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