【実体験レビュー】勝手口に土間を作ると良いオススメな点を7つ紹介する

快適な住まい
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みなさん、こんにちわ!
マイホームを検討されている方で、勝手口付近をどうしようか?
と悩んでいる方に必見です!

デザイン的なこととか、どういった機能を家に持たせるかを検討すると思います。
そして実際に住んだときの作業動線を考えて、間取りを考えらえる方も多くいらっしゃいます。

キッチン近くに設定されることの多い勝手口。
昔の家の間取りや生活習慣と変わってきたこともあり、ハウスメーカーや工務店の方から言われるまま何となく勝手口を付けたり、勝手口自体を作らなかったりということもあると思います。

我が家には勝手口とともに小さめサイズですが、土間を付けました!
これにより、家事作業が捗る!はかどる!!

今回は勝手口+土間についてクローズアップしてみたいと思います。

1)勝手口スペースに土間を設定した理由

①我が家が勝手口に土間を導入したキッカケ

一言でいうと、『利便性が良いことが分かっていた』からです。

マイホームを検討する前は、妻の実家に居候のような形で住まわせてもらったり、私の実家の空きスペースに妻や子供と住んでいました。
妻の実家には勝手口プラス小さな土間(600mm × 600mm程度)がありました。
それを参考にしたわけです。

妻の実家の土間には色々置いてありました。
・石油ファンヒーター用の灯油ポリタンク
・勝手口から外へ出るときのスリッパ
・燃えるゴミを捨てるための袋が仮置き

などです。

私が特に良いなぁと思ったのは、、、
・ファンヒーターの給油をするときに、室内(土間)でできるので寒くない
・スリッパが風雨にさらされないので、履いたら濡れてた...という心配が無い

といったところです。

マイホームを持つことがあったら絶対に土間を付けるぞ!
と考えていたほどです。
※考えていたときからマイホームを検討する日まで約10年くらいかかりましたが...

②我が家の勝手口&土間の仕様

家自体はほぼ南向きで、家の形は横長の長方形です。
東側にキッチンがあって隣接するように北東位置に土間と勝手口を付けました。
キッチンには食べ物とか飲み物とかを保管できるパントリーを付けてもらっており、パントリーと隣接していると言った方が正しいかもしれません。
土間は1100mm × 1600mm程度のサイズで約1.2畳ほどあります。
床はコンクリート打ちです。
コンクリートの中に小さなきれいな石を埋め込んでもらいました。
石は妻とタイル屋さんを訪問したときに個別で購入したものを工務店の担当にお願いして活用してもらいました。

隣接するパントリーはそこまで大きくないのですが、土間が隣接しているおかげで第二パントリー代わりに使えるので、土もの野菜やお米(玄米状態)、精米機などを置いて活用しています。

↑我が家のパントリー~土間~勝手口の様子です。

2)良かった点

細かいことを挙げればキリが無いのですが、強いてあげると7点かと思います。
ご紹介していきます。

①勝手口用のはきものが風雨で濡れない&汚れない

勝手口にはサンダルとかスリッパを置くことが多いと思います。
我が家は土間にサンダル等を置いています。
風が強い雨降りでも絶対と言ってよいほど濡れません。

土間が無い勝手口の場合、、、
勝手口のドアを開けた外側にサンダル等を置いているご家庭が多いと思います。
そして、勝手口を外に出て見上げた所には屋根的なものを設置することが多いと思います。
少々の雨でしたら濡れないと思います。
しかし、近年はゲリラ豪雨という予測が難しい雨にたたられることが多いです。
そういった雨の場合は雨の勢いが強く、外に置いているサンダルに雨が当たります。

雨降りの日に勝手口から出ていくことはあまりないかもしれません。
でも雨があがったあと、そのサンダルは確実に濡れてます。
拭く手間が発生します。

また、しばらくの間雨が降っていなくても、外部の汚れ要因は多く、砂埃等でもサンダルは確実に汚れていきます。
いざ履こうとしたら、『汚い!』となっているわけです。

これらを防いでくれるのが土間です!

②灯油置き場&給油場所として使える!

我が家は石油ファンヒーターを使っています。
燃料は灯油なので、消費したらヒーターのタンクに給油する必要があります。
その灯油を18リットルのポリタンクに入れたまま、土間に置いて保管できます。
また、土間でタンクへの給油作業もできます!

極寒の外部で給油作業することはありません。
夜間暗い外部で給油作業することもありません。

とにかく、ラクです!!

灯油はにおいがするので、室内に置く事はあまりしないと思います。
※ご家庭によりけりだと思いますが...
外(ただし雨が当たらない屋根の下など)に保管することが多いと思います。
私の実家(一戸建て)に住まわせてもらっているときは、倉庫に保管してあり、その位置がちょうど屋根の下になるので、そこで給油作業をしていました。

土間が無い場合、、、

外は寒いです。
※ファンヒーターを使う季節ですからね...
暗い夜に灯油がきれた日には、、、
『暗い・寒い』の外で給油作業するのはちょっとつらかったです。

『冬はエアコンの暖房を使えば給与作業いらないのでは?』
と思われるでしょうが、私はエアコンの暖房の風がきらいなんです。
最新のエアコンだったら乾燥しないのかもしれませんが、エアコンの暖房だと喉がカラカラになるし、目もかわいて不調になるんです。
なので、我が家はもっぱらファンヒーターを使うことにしています。

③米や土ものの野菜類を保管場所として使える

土がついた野菜ってありますよね?
にんじんやじゃがいもなどのイモ類、玉ねぎなど...。
これらを土間にほいッと置いておくことができます。

部屋が汚れないし、かといって外へ持っていく手間もないので、かな~りラクです!

みなさんはどこに置いていますか?

私の実家(両親)は、キッチンの横に小さな外部スペースがあるので、そこに置いていました。
妻の実家(両親)は、家の外に置いているようです。

部屋の中に置くと汚れるし、外に保管している場合は、料理で使う都度取りにいかないといけないので少々面倒ですよね。

我が家はキッチン横の土間に置いてますから、土ものの野菜を取るのにかかる時間は数秒です。

④第二のパントリーとして活用できる

前述のとおり、我が家にはパントリーがありますが、あまり大きなスペースは取れてません。
そこで、隣接する土間にパントリーから溢れた『キッチンで使うもの』を保管しています。
第二のパントリーです!

キッチンあたりで使うゴミ袋や、食品用ラップフィルム、非常用カバン(非常食、水などが入ったリュック)なども置いてます。

土間スペースに少し工夫してもらったのが、コンセントを付けたことです。
これにより、土間で電気製品を使った作業もできるようになっています。

現在は、玄米を精米したり、ミニ掃除機の充電用としてコンセントを使っているだけですが、いつか他の作業もできるかなぁと考えています。

⑤資源ゴミの一時置き場として利用

我が家は資源ゴミを仮置きするスペースとして活用できています!

お住まいの地域により、ゴミ出しのルールが違うと思いますが、、、
我が家の地域は資源ゴミを出す曜日が1週間に1回と決められています。
しかも、【ペットボトル、空き缶、ビン】のタイミングと、『新聞紙、チラシ、紙類』のタイミングが交互となっています。
例:1週目と3週目はペットボトル、2週目と4週目は紙類といったように

これら資源ゴミは仮置きの際にけっこうスペースを取ります。
なので、家の外に置き場所を作るというご家庭が多いのではないかと思うのですが、我が家はこのスペースも土間にて生み出すことができています。
ご家庭によってはペットボトルや空き缶って毎日出るところも多いのではないでしょうか。
それを毎日外へ持っていくのって少々手間ではないですか?
その作業も土間へ持っていくだけで済むんです!

⑥ゴミ捨てルートとして活用

燃えるゴミのうち、生ごみに関しては土間ではなく、勝手口を出てすぐの外の大きなゴミ箱に仮保管するようにしています。
生ごみは臭いがするので、土間に置いておくと室内に漂ってくるからです。

料理をしたときや、食器類の洗い物をしたあとに生ごみは出やすいですが、そのたびに外へ持っていくのは少々めんどうです。

我が家は生ごみの小袋をいったん土間の床に直置きにしておき、そのあとに外へ持っていくという流れにしています。

⑦勝手口で出入りする際の外からの汚れを部屋に持ち込ませない

前述した【①はきもの】の件に似ているのですが、、、
外からの汚れ等を部屋に持ち込ませにくい構造になります。

勝手口のみ: 外~段~勝手口~部屋
勝手口+土間: 外~勝手口~土間~段~部屋

勝手口と部屋との間に土間がある場合)
土間のところでホコリや砂などを落としてから部屋にあがることができます。

外から土間に入ってしまえば部屋の一部です。
土間と部屋との間に『段差』があります。
腰かけてサンダルを脱いだり、足元についた汚れを落とす作業を落ち着いてできます。

土間が無い勝手口の場合)
ドアを開けたまま、サンダル等を脱ぎつつ汚れを落とす作業を同時に行なう必要があります。

ドアを開けたままなので、夏場とかは外から虫とかが入ってくることもあります。

3)デメリット

良い点ばかりではありませんのでデメリット部分も隠さずご紹介していきます。
先に挙げているメリットとデメリットを総合的に各ご家庭でご判断いただき、
そのうえで土間を付けるor付けないを決めていただければと思います。

①限られた間取りのうち、土間スペース分を割くことになる

資金的に余裕がある場合以外、建築面積には限りがあります。
その面積のなかで、どこかの部屋やスペースを削った部分を土間にあてがう必要があります。
つまり、他の部屋等が狭くなる可能性があるということです。

我が家では、リビングが狭くなりました。
LDKが14畳ということなんですが、キッチンが含まれています。
おそらくリビングダイニングだけでは10畳くらいです。
土間をプランに組み込んでもらう前は、リビングダイニングで12~14畳くらいありました。

もしかしたら『狭い!』と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

でも、我が家にとっては『土間が必要不可欠』でした。
くつろぎの憩いの場である『リビング』が多少狭くなったとしてもかまわないという理由です。

リビングのスペースを狭くした分については、視覚的に広く感じられる工夫を入れています。
※こちらについては機会があれば別記事で紹介させていただきます

②冬など寒い時期は、土間を通して冷気が入ってきやすい

土間付近は冬は寒いです...。
なので、段差付近に冷気が入ってこないように冷気ストップシートを置いて対策したりしてます。

土間の床をコンクリート打ちっぱなしにしているので、勝手口ドアから入ってきた冷気が床を伝わって部屋に入ってきます。

我が家の窓やドアは断熱効果の高めのグレードを使ってもらうようにしているのですが、勝手口ドアについては防犯性能を優先するために一つ下のグレードにしています。その辺もあって冷気が入りやすいのかもしれません。

③掃除をしないとゴミやホコリがたまりやすい

玄関と違って土間は基本的には家族しか利用しません。
人目を気にしないので、少々ホコリ等あっても無視できます。
でも、積み重なると段々ホコリがたまっていき、いつのまにか汚い土間となってしまいます。

良かった点の⑦で『勝手口で出入りする際の外からの汚れを部屋に持ち込ませない』と紹介しましたが、それの裏返しとして外から入ってきた汚れが土間自体にたまりやすくなるというわけです。

できるならば毎日、少なくとも1週間に1回はホウキ等で汚れを外へ履き出すことはしておいたほうが良いです。

④意識をしないと土間がごちゃごちゃした物置と化す可能性あり

何でもかんでも物を置き始めると、確実に物置へとまっしぐらとなります!

最初は、『土間にはこれとこれしか置かない!』
とルールを決めると思います。
でも、ちょっとくらい...と仮置きしはじめると、次もちょっとだけと繰り返していき、最終的には色々置いてもよいよね!?となります。
ルールの崩壊です。

土間はリビングなど人目の付くような部屋でもなく、外でも無いという中間的な場所だと思ってます。
・便利な場所
・都合のよい場所

として、『とりあえず置いて良いかな』という気持ちになりがちです。
そこを律しないと、あっという間に物であふれかえり、折角の土間~勝手口というルートが通れなくなるという残念なことにもなりかねません。

まとめ

今回は『土間』について紹介してきました。
私は土間については、昔の田舎のお家とかにある広いスペースで農作業や物を置いたりする場所という認識でした。
しかし、最近の注文住宅では『土間のある家』等と特集が組まれたりするくらい、土間がクローズアップされているようです。

実際にお家に土間を取り入れた感想としては、
取り入れて良かった!
すごい便利だ!
という気持ちでいっぱいです。

広いリビング。
確かにあこがれます。
まるで王様気分のようになれるかもしれません。

でも、『住む』ということは『生活における各作業』が発生するわけで、それら作業をいかに便利に効率よくできるようにするかにクローズアップしたほうが、お家における快適度がアップすると思います。

快適度アップに寄与するという点で『土間』は最適です!
マイホームを検討する際には、土間を間取りに取り入れることを検討してみてはいかがでしょうか?

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