【実録】家を建てようと思ったらハウスメーカー?それとも工務店?

快適な住まい
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みなさん、こんにちわ!
家を建てようと思ったとき、みなさんはどこに建ててもらいますか?

CMなどで有名な大手ハウスメーカー?
地元密着の工務店?

それぞれのメリット、デメリットがあり、みなさん自身の要望によって選択が違ってくると思います。

そこで今回はハウスメーカー、工務店のメリットやデメリットの紹介だけではなく、みなさん自身がどちらを選択したら良いかの判断するための目安を我が家の経験をもとに紹介していきたいと思います。

1)どこにお願いしたら...?

①どんな種類があるの?

一般的な呼称になりますが、ざっくり分けると二つです。

・ハウスメーカー
・工務店

ハウスメーカーは全国展開している大手の住宅会社もあれば、一部地域だけの展開の小規模の住宅会社などもあります。
後述する工務店との違いとしては、広告や宣伝に多額の費用を費やし、CMや新聞の折込チラシで消費者の目に付くようにするほか、住宅展示場でモデルハウスを展開することで宣伝する方式を取っていることが多いです。
みなさんが良く耳にする住宅会社はだいたいがこちらに属するかと思います。

地元の工務店だった会社が戦後の高度成長期において、どんどん規模を拡大してハウスメーカーになったほか、製造メーカーの一部門として設立したのちに独立したパターンなど色々あります。

工務店は地域密着型で小規模なパターンが多く、経営者の考え方や技術のバラつきがあるが、その地域の特色である「気候」や「地質」、「人々の生活習慣」をよく把握しておられるので、その利点を生かして地域に根差した営業展開をされていることが多いです。

ハウスメーカーに比べて企業規模が小さいぶん、消費者(施工主)から見たときに色々と細かい相談にのってもらえたり、建築費用が安く仕上がったりするケースがあります。

②我が家のおすすめ

地域密着型の工務店をオススメします!
我が家は、住んでいる町および隣の都市あたりまでカバーしている密着型の工務店にしました。

理由は、その土地の風土や気候をよく知ったうえで家を建てるのに考慮してくれたこと、その工務店が方針としている建築技法や考え方に賛同したからということです。

子供(特に上の子)が重度のアトピー症状をもっているので、断熱性能だけでなく素材にもこだわりたいという理由がありました。

2)それぞれのメリット、デメリット

①比較してみました!

ざっくりと比較をしてみました。
詳細は後述しようと思います。

工務店ハウスメーカー
会社の規模地域密着型が多い全国展開している事が多い
価格面ハウスメーカーより
安価な場合あり
広告や宣伝に費用をかけている理由により
高価なことがある
住宅プラン基本的にはゼロから考えるプランが設定されていることがある。
施工エリア地域限定なことがある全国どこでも建築可能なことが多い
モデルハウス基本的には無い色々な住宅展示場でモデルハウスを
展開していることが多い

②それぞれのメリット、デメリット

1.ハウスメーカー

大手住宅メーカーがこちらの部類になると思います。
こちらの最大のメリットは、モデルハウスを活用して雰囲気を実体験できることと、全国どこででも施工してもらえるという点かと私は思います。

ネット等が普及し便利な世の中になり、仮想的に建物を見学できる「バーチャルモデルハウス」なるものもあります。
これを利用すれば、住宅展示場へ足を運ぶ必要が無いですし、自分の好きなタイミングで見学することができるので便利ではあります。

ただ、実際に自分の五感で現場を確かめるのとでは違ったりするので、リアルなモデルハウスが用意されていることが多く、それを利用することができる点がハウスメーカーの強みであると思います。

また、自分が良いなと思った住宅メーカーだったのに、自分の希望する土地では施工エリア外だった...ということにならないよう、全国展開しているケースが多いハウスメーカーの利点かと思います。

価格面は一般的には工務店タイプよりも高いと言われています。
理由としては広告宣伝費やモデルハウスの維持管理等でコストをかけているため、それが住宅費用に販管費等の費目として乗ってきている点です。
それと、施工プランを用意されているケースが多く、そのプランをベースに色々調整して自由プランのようにすることがありますが、工務店タイプよりも自由度がききにくい点が挙げられます。

2.工務店

大手住宅メーカーが属するハウスメーカーと違い、地域密着型の住宅メーカーや工務店などが属します。

利点はその地域のことをよく知ったうえで施工プランを考えてくれるケースが多いので、環境面のことを考慮したプランを提示してくれることが多いです。

ハウスメーカーのような施工プランから選ぶのではなく、ゼロベースから自由設計をしていくパターンが多いです。
我が家は工務店タイプでお願いしたのですが、最初に希望の間取りや取り入れたい項目などを工務店の営業担当や設計担当の人とすり合わせし、建築プランを提示してもらいました。

価格面でいえば、広告宣伝にハウスメーカーほどコストをかけておらず、また住宅展示場などにモデルハウスを展開しているケースも少ないため、その点のコストが建築費用に乗らない点で安価になることがあります。

デメリットはモデルハウスが無い分、その工務店で依頼した場合に、実際にどんな家になるかイメージをつかみにくい点が挙げられます。
また、施工可能エリアが限られるケースが多いので、その工務店でお願いしたかったけど施工エリア外だった...という落ちがある場合もあります。

3)実際はどうなんだろう?

①まずは的をしぼろう!

ご家庭の要望を箇条書きで良いので書き出して「可視化」してみることです。
そして、これだけは譲れない項目と、可能であれば取り入れたい項目と、できなくてもよい項目との三段階くらいに分けること。

こうすることで、住宅展示場に訪れた際に、住宅メーカーの営業マンとのやりとりの中で、「このメーカーは我が家の要望に沿った会社だな」と認識しやすくなるかと思います。

ある程度要望を自分達のなかで絞っておかないと、ただやみくもにモデルハウスを見て回るだけというムダな労力に終わってしまうので、「マイホームを欲しい!」と思い立ったら、前述の「可視化」を始めてみることです。

②どこにするか的を絞る方法

ノートでもパソコンでもなんでも良いですが、ご家庭の「こうしたいな!」とか「この設備をいれたい」といった項目をできるだけ箇条書きで書き出してみることです。
これはできるだけ短い文章が良いです。
たとえば、、、箇条書きの良い例として。

◆我が家の要望リスト
・断熱材はグラスウールはイヤ … 必須
・自然素材を取り入れた工法が良い … 必須
・キッチンはアイランド型 … 必須
・キッチンの近くにパントリーが欲しい … 必須
・玄関横にシューズクロークが欲しい … できれば
・トイレは1Fと2Fに計2か所欲しい … できれば
・寝室は10畳ほどの面積は欲しい … できれば
・子供部屋として8畳ほどの面積が2部屋分ほしい … 必須
・個別の書斎スペースが欲しい … 後回し

このような感じで可視化しておくと良いです。
特に上記リストのうち1行目と2行目に関しては、その住宅メーカーの方針だったり施工プランに直結するので、その項目がご家庭のマスト要件なのであれば、住宅メーカーによって、「できるorできない」の選定が可能になります。
また、上記リストごと住宅メーカー側に伝えることができますし、優先度合いによって施工プランや見積も考えてもらいやすくなります。

③最終的な判断はご自身にゆだねられる

最終的に決めるのはあなたです!
ハウスメーカー、工務店どちらも一長一短があるので、どちらを選ぶかはご自身およびご家庭の要望する内容によりけりです。

我が家の場合は、工法及び建築方針(この素材しか使わない)でできる住宅メーカーが住みたいと思っている地域で施工可能なところが一社しか無かったので、決め打ちの形で施工に向けたやりとりが始まってしまいましたが、逆にいえば、そこまで絞り込んでおけば、「どの住宅メーカーでお願いしようか?」という点が明らかにになってくるので、面倒と思わずに「ご家庭の要望リスト」を作成することをオススメします。

まとめ)

いかがでしたでしょうか?
ハウスメーカー、工務店、どちらが良い?
という内容の記事は雑誌や書籍などでもたびたび取り上げられますし、ネット上でも取り上げられてます。
でも、それぞれ一長一短があるので断定することが難しいです。

やはり、最終的にはご自身の要望を反映してくれるメーカーに施工を依頼するのがベストであり、それにより我が家はハウスメーカーの方が良かった!とか工務店タイプに依頼して良かった!となるわけです。

それに向けた的を絞る方法を今回の記事で少し紹介しておりますが、それでもなかなか決めきれないという方は下記を参考にしてみてください。

ネットで簡単に複数の住宅会社にオリジナルの「家づくり計画書」を依頼してみる。
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