みなさん、こんにちわ!
今日はマイホームを持つにあたり重要なことについて触れたいと思います。
お家は一般的に「不動産」の枠組みで定義され、「財産」ということになります。
なので、持ち家をもつことは一種のステータスとして考えられてきました。
しかし、あるとき一つの著書の中で「持ち家は負債」と紹介され、物議をかもすことになったのは有名です。
これにより、「持ち家を持つよりは賃貸でしょ!?」という考え方が増えたとも言われています。
今回はそんな「負債か?資産か?」の論争に対し、実際に「持ち家」を保有した上で個人的見解を述べてみたいと思います。
1)持ち家は負債か資産か?
①むしろ資産になりうるでしょ!?
まずは私の個人的見解から述べさせていただきます。
強く『資産だ!』と思っています。
私が資産だと思う理由は、自分に収入をもたらせてくれる動きに対して助けとなるツールだからです。
この考えの詳細については後述したいと思います。
②負債という見解
では、『負債だ!』という見解はどこから出たのでしょうか?
これは、ロバート・キヨサキ氏の著書『金持ち父さん貧乏父さん』の中で『投資用不動産の購入は資産だが、住居用の購入は負債』と記載されているからです。
キヨサキ氏の主張としては、
『自分の財布にお金を入れてくれるものは資産でお金を取っていくものは負債だ』です。
つまり、家賃収入などを得ることができるお家やマンションなどを保有することは資産、自分が住むためのお家を購入することは負債だということになります。
③負債と資産
負債も資産も企業会計用語なのですが、簡単にいうと、負債は借金(ローン等も含む)などマイナスの財産のことで返済の義務があるものです。資産は収益をもたらせてくれる経済的価値のことをいいます。
お家については価格面から考えると、現金一括で支払うよりは住宅ローンを組んで返済をしながら住み続けるパターンが多いので、負債と言われることも分からないわけではないです。
家賃収入を得るためのお家やマンションを購入するときも、ローンを組んで返済をするパターンがありますが、同時に家賃収入を得る動きをして、毎月のローン返済額よりも収入額の方が上回れば資産とみなせるということです。
2)資産という考えについて
①資産となりうるお家
私が『資産だ!』と思っている理由について述べます。
理由は簡単で、
『自分に収入をもたらせてくれる動きに対して助けとなるツール』
になってくれているからです。
これについて具体的な例をいくつか挙げます。
・心にゆとりをもたらせてくれる
・健康的な生活の手助けをしてくれる
・おいしい料理をもたらせてくれる
これらに共通しているのは『明日への糧』を生み出してくれている事です。
『元気があれば何でもできる!』という言葉を残されている元プロレスラーのアントニオ猪木さんがいらっしゃいますが、正にその言葉通りだなぁ!といつも夫婦で言っています。
↓健康的な生活の手助けをしてくれる例を紹介しています
本当に元気があれば何とかなったりするんです。
元気で心にゆとりがあれば、明日も元気に仕事にいこう!
とか、あれを頑張ろう!
とか思えるんです。
それを1日の3分の1程度の時間をしめる場所である『お家』が担ってくれるんです!
2021年時点の調査結果ですが、日本のサラリーマン(雇用者)数は就業者数のうち、89.6%を占めているそうです。(2022年2月1日 総務省統計局より)
つまり、働いている人口の約9割がサラリーマンというわけなんですが、会社や官公庁などに雇われている以上は、自分にとってイヤだな…と思う仕事にあたることもあるわけです。そんなとき、前述のようにお家が自分や家族を元気にしてくれたら…
とても素晴らしいことだと思いませんか!?
サラリーマン、すなわち労働者は基本的には会社等に雇われている身なので、ご自身の体が労働収入を得るための源です。その源が元気であれば働く活力が生み出せる!
そう思いませんか?
②負債となりうるお家
見栄えや世間的な体裁ばかりを気にして手に入れたお家で、かつ明日への糧を生み出してくれない場合は負債となりうると思います。
豪華な外観、設備などがあるお家を手に入れることができたら、それは満足を得られるかもしれません。
しかし、心に不安をもたらせたり、住めば住むほど不健康になるお家だとしたら...。
たとえば、、、
・お家のなかの場所によって寒暖差が大きい
・いつも湿気が多い
・埃っぽい
・息苦しい
など。
ハウスダストや断熱材の施工不良によるカビの発生など、色々問題になっていることがあると思いますが、ご自身のお家がそんなところだったらと思うと恐ろしいと思いませんか?
3)資産となるお家を手に入れるには?
①建物の価値は無くなると心得る(法律上)
今回の記事で言いたいことは、素敵なお家を手に入れて、それを数年後に売却して儲けることで資産としよう!という考えではありません。
あくまで、前述のとおり『明日への糧』を生み出してくれるお家を手に入れることを基本とします。
なぜなら、普通に一般的な木造の戸建てを所有しても、日本の税法上でいくと最終的には無価値に近い状態になるからです。
一般的には土地付きの建物(木造のお家)を新築で購入しても20~25年を過ぎたら建物自体の価値はほぼゼロになると言われています。なので毎年国に支払う「固定資産税」の税金額も年々と下がるわけなんですよね。
私の母がある程度大きな都市部の比較的JRの駅に近い場所の土地付き建物(母の両親から相続)を所有していましたが、建物の築年数があまりにも古かったことから、固定資産税も低かったようです。
②明日への糧を持つお家を考える
・心にゆとりをもたらせてくれる
・健康的な生活の手助けをしてくれる
という点について前述しておりますが、これらを備えたお家を手に入れることが大事だと思います。
そのためには、そのお家を建てる場所や周囲の環境が自分にとって最適か!?を調べることが大事です。
また、環境がいくら良くても自分たちが住むお家に長年居ることによって元気が無くなることがあってはいけません。
よって、新しく住む場所については次のようなステップで考えてみてはいかがでしょう?
1.自分たちが住む環境は適切か!?
我が家のお隣さん、および近隣に住んでいる方々がどんな人たちか等を事前に知っておくことが大事です!
例えば実際に住んでみたお家の内装が気に食わなかった等の場合は、リフォームするなどして自分の理想に再度近づけることは可能ですが、住んでみたお家のお隣さんなどが、自分達とは合わない性格の人だった!とか、気難しい人たちが住んでいる地域だった...としても、簡単に引っ越すわけにはいかなと思います。
なので、お隣さんやご近所がどんな環境か?をぜひ調べることをおすすめします!
調べるには色々な方法がありますが、『トナリスク』というところで調べてみるのはいかがでしょうか?
参考記事についても載せておきますので、ご覧になってみてください↓
2.我が家は元気にしてくれる建物か?
ハウスメーカーや工務店によって、建物に特色があると思います。
『健康に配慮した住宅』や『ローコスト住宅』など色々あるかと思います。
健康住宅をうたうハウスメーカー等では、下記のようなことを挙げているでしょう。
・床や柱、天井などに無垢材だけを使用
・壁材は珪藻土もしくは漆喰
これらに共通しているのは、自然素材です。
ただ、もう少し踏み込んで考えてみてはいかがでしょうか?
たとえば、カーテンです。
お家にあれだけ自然素材を求めているのでしたら、毎日開け閉めをするカーテンも住む人を覆っている建物の一部なので、そこにも自然素材を取り入れてはいかがでしょうか?
レースカーテンとドレープカーテンのセットで取り入れることが多いと思いますが、いずれにも自然素材を取り入れることをオススメします。
たとえば、コットン(綿)、リネン(麻)が一般的です。
自然素材のカーテンは静電気が発生しにくいことからホコリが付きにくいので、ホコリにアレルギーなどを気にされるご家庭はオススメかと思います。我が家の場合は長男が鼻炎アレルギーやアトピー性皮膚炎を持っているので、家じゅうのカーテンを自然素材で統一しました。
いずれにしても家づくりの第一歩は『計画』からです!
参考のために住宅展示場などに行ったりして、複数社のプランを検討したりすると思いますが、コロナ禍ということもあり、極力出歩かずに情報を仕入れたいという方もいらっしゃるでしょう。
そこでオススメなのが、『家づくり計画書』です!
ネットから申し込むことで、多くの注文住宅会社から間取りプランや資金計画などの情報を無料で提供してくれます。
まずはコチラからお気軽に申し込んでみましょう!
まとめ)
いかがでしたでしょうか?
ロバート・キヨサキ氏が言われているとおり、経済学的な見方をすると、ローンを組んで購入するマイホームは負債かもしれません。
でも、今回の記事で紹介してきたように『明日への糧』をそのお家が生み出してくれるのなら、自分にとって立派な資産と言える!と思いませんか?
1日の3分の1程度以上を過ごす大事な場所だからこそ、安らぎの場としてもっと真剣に考えてみませんか?