みなさん、こんにちわ!
SDGsの事知っていますか?
では、CN(カーボンニュートラル)はご存じですか?
テレビやネット、新聞など色々なところで目にする機会があると思うので、中身までは知らなくてもキーワードは知っているよ!という方は多いと思います。
政府とか企業が何か取り組むんでしょ?
個人は特に関係ないんでしょ?
と思っているあなた!
地球に住んでいる以上は環境問題は切っても切れない関係にありますし、みんなが取り組むべき問題です。
今回は個人でもできる側面から環境問題への取り組み例を紹介したいと思います。
その名も『本当の省エネ住宅』です!
では、いってみましょう!
1)環境にやさしい家とは!?
①本当の省エネ住宅こそが環境にやさしいのでは?
結論からいいますと、
「ZEH住宅」、もしくは「0宣言の家」が環境に優しい家だ!
とは思います。どのような家か?の詳細は後述しますね。
一昔前の日本における「とにかく家を建てる」という流れから、環境を意識した家を建てるメーカーが増えています。
増えているというよりは、すべての住宅メーカー(工務店等も含む)が環境を意識していると言っても過言では無い状態だと思います。
「ZEH(ゼッチ)」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
これは、Net Zero Energy Houseの頭文字をとってZEHとしているのですが、「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味です。
各家庭で使用するエネルギーを可能な限り減らし、代わりに太陽光発電システムなどを利用してエネルギーを生み出すことで、1年間で消費するエネルギーを実質的にゼロ以下にしようという家のことです。
この考えはカーボンニュートラル(脱炭素)と似てます。
二酸化炭素の排出をゼロにするのではなく、二酸化炭素の排出を可能な限り減らし、代わりに二酸化炭素を吸収してくれる(代わりに酸素を出す)植物を増やす活動をすることで、差し引きで実質的に二酸化炭素の排出量をゼロ以下にするという運動ですね。
話がそれますが、このカーボンニュートラルの目的は温室効果ガスの排出を実質ゼロにするということですが、それの目的は地球温暖化の要因となっている温室効果ガスをなくそうということからです。
地球温暖化が進むと、地球規模の環境が変わり、生態系などもかわり、最終的には生物が地球に住めなくなったり地球が滅びてしまうということにもなりかねない...ということから、温暖化を促進させてしまった人類として何とかしようということが起点です。
ただこれには色々と考えがあって、本当に人類による生産活動が地球温暖化を引き起こしているのか?という点や、そもそも本当に人為的に地球温暖化になっているのか?という点などがありますが、今回は「環境に優しい家」がテーマなので、それについては別の機会に触れたいと思います。
②省エネ住宅のスペック
エネルギーの消費量を減らすため、「高気密高断熱」の家が基本となります。
家の構造体となる、壁や床、天井はもちろんのこと、熱交換が大きいことでも有名な『窓』も断熱仕様が求められます。
各ご家庭で使うエネルギーの代表格はやはり「電気」でしょう。
2019年度のデータなので古いですが、各家庭のエネルギー消費量の割合を見てみますと、
電気…66%
都市ガス…15%
灯油…13%
LPガス…6%
という感じです。
※環境省ホームページより
電気を使うことで多い理由は、動力・照明等です。
次に続くのが給湯、暖房という順番で、以外と冷房は割合としては低いようです。
では、話を戻してスペックについて列挙してみます。
ZEHの家は下記仕様をもっていることがベースとなります。
1.高気密高断熱の性能をもった躯体で家が構成されていること
2.エネルギーを創出する機能をもたせていること
少し詳しくみてます↓
1.高気密高断熱の躯体
壁や天井、床、窓などの家としての基本となるところを高気密高断熱の躯体で覆う方法です。
お家で快適に過ごすためには温度や湿度はとても重要です。
簡単にいうと、
「夏すずしく、冬あたたかい。そしてカラッとしている」
これが目指すところです。
そのためには断熱機能と調湿機能が重要になってきます。
ここで我が家の断熱と調湿について紹介します。
断熱性能)
我が家は外断熱と内断熱の両方の工法を取り入れて建ててもらいました。
外部にはEPSボード、内部にはセルロースファイバーです。
窓は断熱性能が向上された樹脂サッシ窓。
調湿機能)
壁内に取り入れているセルロースファイバー。
室内の壁ほぼすべてに施工してもらっている漆喰。
無垢材(建材はすべてヒノキ)。
主にこの3種類で我が家の室内の調湿機能を担ってもらっています。
別記事でも紹介していますが、本当に室内がカラッとしているし、床も足ざわりとして滑らかでサラッとしています。
梅雨時期でも湿気の多い夏場でも同様にサラッとしているんです。
湿気が高いと不快感につながる要素の一つになるのですが、それがクリアしているうえ、断熱性能によって夏場でも閉め切った室内の方が涼しいということが多いです。
2.エネルギーの創出設備
各家庭でできるエネルギーの創出方法としては主に2つあるようです。
・太陽光発電
・燃料電池
・太陽光発電
まずはみなさんご存じ、「太陽光発電」。
ソーラーパネルを使って太陽光で発電するシステムです。
日本や海外などの各社が取り扱っているので、迷う所だと思います。
一般家庭だと、屋根の上に設置することが多いと思います。
屋根以外の場所としては、「カーポート」や「物置(倉庫)の上」などがあります。
家の屋根にソーラーパネルを設置するのは抵抗があるけど、パネルは設置したい!という方におすすめです。
太陽がある限り、エネルギー源として利用できるので、自然エネルギーの有効活用となりますね。
・家庭用燃料電池発電
「エネファーム」という名称で有名ですね。
簡単にいうと、、、
「燃料である水素」を「空気中にある酸素」と化学反応させて発電する仕組みです。
電気を作り出すだけではなく、熱も一緒に発生するので、その熱を給湯(お風呂、水回り)に利用します。
こちらは水素といいながらも、意図的に燃料である水素を作り出す必要があるので、自然エネルギーの活用とは言い難いかなと個人的に思います。ただ、エネルギーを家庭レベルで生み出すということで省エネ活動に寄与できる点ではメリットかと思います。
我が家の場合は「省エネ」に住宅としての能力を全振りしたので、「創エネ」として太陽光発電や燃料電池の導入はしていません。
ただ、友人宅で太陽光発電や燃料電池を取り入れて生活している人がおり、色々話を聞いているので、その辺を別の機会(記事)で紹介できればと思います。
2)おすすめする省エネ住宅のメリット、デメリット
①メリット
電気代、灯油代のランニングコストが安くあがります。
我が家の場合は特に冬に効果が高く、吹き抜けのある2階建ての家なんですが、1階のリビングに灯油ファンヒーター一つだけ動かして、家全体が暖まるといった状態です。
また、梅雨の時期や夏場など、湿気が高い季節においても室内の空気感がカラッとしています。
リビングの吹き抜けにポールで洗濯物を一時的に干せるようにしているのですが、そこで洗濯物を数時間干していると乾くんです(笑)
キッチンで皿洗いした後も水切りラックなどに数時間置いていると乾きます。
なので、食器洗い乾燥機を新築の際に付けてもらいましたが、稼働しない日が多い状態です。
あとは何と言っても床を素足で歩くと心地よいことです!
我が家のフローリングはヒノキの無垢材で、年中とおしてカラッとしており、新居に越してからは冬場でも素足で過ごすことがあるくらいです。
生活をしていくうえで必要なエネルギー費用が安価ですみ、住んでいる人間を「心地よい」と思わせる家は、本当の意味で環境に優しいし、個人的にSDGsに貢献していると思います。
②デメリット
さきほどのメリットの逆で、ランニングコストが安くすむ代わりに、家を建てるときのイニシャルコストが従来の家よりも高めになります。
建築材料を厳選して使うという点で価格的に高くなるのは明らかです。
我が家の壁内の断熱材は、セルロースファイバーです。
比較的安価でよく使われるグラスウールとの価格差は約2~2.5倍ほどの開きがあります。
フローリングや天井、家の躯体に使っている無垢材はヒノキ(節あり)なんですが、住宅に由来する健康問題が叫ばれる前までは当たり前のように使っていた集成材と比較して高価です。
無垢材は生きている素材ということで、湿気を吸ったり出したりして呼吸をしてくれているので、反りやゆがみなどが生じることがあります。
我が家の場合はパントリーの扉にゆがみが生じています(笑)
まとめ)
環境に優しい家は、住む人にとっても優しい家に仕上がります。
住む人に対して、心地よい場所を提供してくれますし、生活をしていくうえで欠かせないエネルギー費用に対しても、コスト低減という形で貢献してくれます。
それは最終的には地球への環境対策に寄与できるともいえます。
今回の記事で色々触れてきましたが、実際に住んでみて体験してもらうのが一番です。
我が家に遊びに来てくれる友人等が口々にいうのが、「夏なのにそこまで暑くない」とか「冬なのにファンヒーター一つで暖かいって凄い!」「床を素足で歩いたときの足に伝わる感触が心地よい」です。
友人が一緒に連れてくる子供たち(小学生)も同じようなことを言います。
また、「帰りたくない(自分の家)」ということも口にします。
子供は感受性が豊かで、大人よりも環境面について感じるところが鋭いと思うので、我が家の心地よさを実感してくれているのだと思います。
健康住宅や環境に優しい家は、現在において色々な住宅メーカーがモットーとして掲げていますが、我が家にとってどこを選ぶのが最適なんだろう!?と迷っているならば、まずは複数の住宅メーカーから見積や家づくりをするための計画書を取り寄せることができるサイトを活用してみてはいかがでしょうか?
迷っているならば、まずは下記を参考にしてみてください。
ネットで簡単に複数の住宅会社にオリジナルの「家づくり計画書」を依頼してみる。